世界大会に向けて準備した事や考えていた事

私がゲーム上の戦術や技術以外の部分で準備してきたことを綴ろうかと思います。

 

 イメージの刷りこみ

私のプライベートの配信でもお伝えましたが、この世界大会の為に仕掛けを作っていました。

6月末から7月頭までアメリカのサンフランシスコにてVAINGLORYのandroidローンチイベントが開催されました。

そこにアジア圏からは私が代表して参加し、海外選手や有名配信者やキャスターとの親密な交流をとることができました。

勿論そこでは日本が誇るジャングラー、ローマーだと言われ続け、毎日頻繁に行っていたプライベートマッチでは主にキャサリン、アーダン、タカを使用し続けました。

GankStarsのマネージャーでもあるPwntByUkrainian(通称:alex)と2人でお話する機会もあり、「得意なヒーローはなんだ!?」と聞かれ、常にタカやキャサリンやアーダンだと答えていたわけです。

勿論、他の海外のプレーヤーに「あなたのベストジャングラーはなんだ!?」と聞かれた時も、「私はタカだよ。コシュカもたまに使うけど。」と言い続けてきました。

日本に関係性のあるヒーローのタカ(忍者)は確かに得意ではあるが、EAサーバー(東アジア)では”StanSmith=コシュカ”というイメージが完全に植えつけられています。

コシュカの前はペタルというイメージがあったようですが、ここ最近は違います。EastAsiaで最も恐れられているコシュカの1人であると自負していました。

EA選手やチームの情報が無く、戦略やヒーローの選択も違うNAサーバー(アメリカ)やEUサーバー(ヨーロッパ)のメンバーと交流する中で、コシュカを隠す必要があったのです。

だからこそ、全日程中8割タカを使用し、私はタカが大好きだといい続けたわけです。”StanSmith=タカ”を認知させるには高いレベルでのパフォーマンスは必要不可欠であった為、勝負にも拘って対戦し続けました。

ただ、ここで1つ大きな戦果がありました。タカでパフォーマンスが出せたということは、NAの実力を私の中で把握できたわけです。

そしてたった1人のEA、いや日本のプレーヤーというのは活躍する度、注目を浴びたわけです。

選手との交流をしつつ、謝った情報を刷り込んだことを大会の1ヶ月半前から実施してきたということです。勿論大会後は、彼らにお詫びをしました(笑)

 

 

そしてこのようなツイートも重ね、世界大会1回戦のvs Fusion(NA)ではタカをBANしてきたわけですね。

更に言うと、私はFooJeeを尊敬しており、昔から配信を毎日視聴していました。彼の得意なジャングラーはグレイブとタカというのを認識していたので、彼のプールを自ら消してもらえるというのも頭に入れていました。

 

スケジュールに合わせた体調管理

スケジュールに合わせた体調管理日程は11日~15日で、12日はMTGや組み合わせ抽選や写真撮影などが行われ、本番は13日~14日の2日間で行われました。

しかし、私は12日にどうしても外せない予定があった為、大会本番当日に韓国入りというスケジュールでした。
12日は夜0時過ぎに帰り、13日は朝8:30の飛行機でしたので、6:00には出発しないといけないスケジュールだったわけです。
このスケジュールを前もって把握していた為、大会前の数週間前より、朝早く起きる癖と夕方以降に試合がある前提での体調管理をしていました。飛行機は見えない所でストレスを感じているものでもあり、疲労を貯めてしまう為、栄養管理や基礎体力強化にも心がけていました。

 

筋力トレーニング筋力

体調管理にも近い内容にはなりますが、筋力トレーニングはメンタル強化にも繋がります。

体調管理にも繋がるので定期的に行い、大会でベストパフォーマンスを発揮できるように調整していきました。
試合での疲労は、普段の練習試合と比較になりません。
今迄のFPSやFIFAなどの大会で疲労を実感しており、2日間の大会日程ですので体力強化、筋力強化という部分は必要不可欠でした。とはいえ…家を出発したのが6:00で、会場入りしたのが12:30近く。そして私達の試合予定時間が17:00を予定していましたが、機材等のトラブルもあり22:00近くからの試合開始。
試合を終え、ホテルに戻ったのが0:30という予想を大きく上回った過酷なスケジュールでした。
大会の動画を見直すと、やはり自分の顔はかなり疲れこんでおり、インタビューの時は充血しているようにも見えます。
私の顔で判断できるのは流石親でしょう。母親は、一目で「疲れた顔をしているね。」と言ってきたわけです。

ということもあった為、私の考えが甘かったなぁと改めて実感しました。

 

会場の環境を予想しての練習

会場の環境に近い環境作りオフライン会場は歓声や実況で賑やかになり、ゲーム音であったりボイスチャットが聞き取りにくくなります。

また、照明などの演出によって画面が反射する場合や眩しい場合も多々あります。
稀にですが、椅子の高さを変える事ができない場合もあります。
以上の事から、気が散りやすい音声や照明を使用しての練習。椅子の高さを毎度変更しての練習を重ねていました。

 

自分が行く意味

ゲームキャスター”StanSmith”として…

私は日本でキャスターの仕事をしている為、韓国/中国/ヨーロッパのキャスターから知識や表現力などを学ぶチャンスでした。
裏方の仕事も同時に行っているため、演出や進行などの勉強だというのも頭の片隅に入れていました。

日本代表選手”StanSmith”として…
世界中の選手と交流、対戦をして世界中に日本代表の強さ、そして私の認知度を上げる事が必要だと考えていました。
今後VAINGLORYに関わっていく上で必要不可欠なことです。

そしてなにより日本へのメッセージを意識していました。

一部を除いて、現在のVAINGLORYプレーヤーの大半はスマートフォンのシングルゲームあるいは協力メインのゲームを主にプレイしており、対戦ゲームの世界を知らない方が大勢います。
その方に向けて、試合を通して”興奮”や”熱狂”そして”感動”を与えることが必要だと考えていました。日本のゲーム業界に素晴らしいニュースを流したい一心で精進し続けていました。
ただし説得力のあるメッセージを送る方法はただ1つ。 ”勝つ事”そして最高のメッセージにするためには”優勝”なのです。

という考えをもって常々プレイしていました。また書き足りない事もありますが、気が向いた時にでも追記したいと思います。

P.S
サンフランシスコに渡航した時にであったNAのプレーヤー “PonzuSauce”に「お前は世界一のジャングラーになるんだろ!?勝つしかねぇだろ。お前なら絶対いけるぜ~!」と酔っ払いながら言われた事はモチベーションにもなり、今でも心の中で熱く燃え滾っています。選手として、このような言葉を言われると目頭が熱くなります。本当にありがとう。

しかし彼はまだ、私がタカ使いだと信じています(笑)